こんにちは、フリーランスイラストレーターのマルオアキコです。
今日は、時々聞かれる「イラストにはモデルはいるの?」という件について。
他の作家さんがどうなのか?はそれぞれかなと思いますが、
私は「この人をモデルにしてください」と言われる場合を除き、
具体的に実在の人物をモデルにすることはありません。
よく小さな男の子を描くと、「息子さん?」「◯◯くんを描いたの?」と言われるのですが^^
例えば幼児の男の子の場合。
おそらく私の頭の中に「幼児の男の子」に関する知識の集合体があります。
イラストのお仕事をしたり、日常観察をしたりすることによって私の中の“ある”「幼児の男の子像」が形成されていき、日々情報が上書きされています。
そしてお仕事のタイミングでアウトプットするとき、反映されるものだという感じがしています。
(もちろん、お仕事の指示で具体的に「こんな男の子」とある時は自分の中のものとご指示を反映させて描きます)
インプットとアウトプットの両方について、日々更新を重ねながら、
自分の中の「幼児の男の子像」だったり「学校の先生(女性)像」だったり「体育の先生像」だったりが形成されているのだと思いました。
改めて。
あくまでも、ある誰か。具体的な誰々さんではないなぁ…
それが息子と同学年の子どもを描く時でさえも。似顔絵ではなくて、象徴としての人物を描くからでしょうか。
このページの教室と先生と生徒のイラストも、私の頭の中にあるものを出してきたのでモデルはいません。
(あ、机や位置関係、ポーズなんかは必要に応じて実際の写真などを参考にして正確性を損なわないようにはしてます)
他のイラストレーターさんてどうなのかな??頭の中にストックがある方が多いんじゃないかと予想してますが^^
ちょっと聞いてみたいな。